チェルシーはセスクの鮮やかFKで辛うじて引き分け【写真:Getty Images】
【チェルシー 2-2 ウェストハム プレミア第31節】
チェルシーは現地時間19日、プレミアリーグ第31節でウェストハムと対戦した。
ホームのチェルシーはスペイン代表から外れたジエゴ・コスタが出場停止。ロイク・レミーが先発し、いまだ1試合も出場のないアレシャンドレ・パトがベンチに入った。また、キャプテンのジョン・テリーが復帰して先発出場となっている。対する5位のウェストハムはリーグ戦3連勝中と好調を維持している。
FA杯、チャンピオンズリーグ(CL)も敗退し、今季の無冠が確定したチェルシーは、いきなり出鼻を挫かれる。17分、マニュエル・ランジーニが見事なミドルシュートを突き刺してアウェイのウェストハムが先制する。
ホームでの一戦で低調な立ち上がりのチェルシーは、31分に左サイドバックのアーロン・クレスウェルに際どいシュートを打たれるが、決死のブロックで辛うじて難を逃れる。
41分にウィリアンがFKから狙うが、これはウェストハムのGKアドリアンがファインセーブで逃れた。
しかし、チェルシーは前半アディショナルタイムに同点に追い付く。セスク・ファブレガスが鮮やかな直接FKを決めて、1-1のスコアで後半へと折り返す。
後半に入ってもチェルシーはパッとしない戦いが続く。再びクレスウェルにチャンスを作られ、クロスバー直撃のシュートを許す。
ウェストハムはそんなチェルシーをしり目に追加点を奪う。カウンターから途中出場のアンディ・キャロルが決めて勝ち越す。
チェルシーは74分にセスクがバイシクルシュートを狙うが、ゴールが遠い。しかし、チェルシーは88分に途中出場のルベン・ロフタス=チークがPKを獲得。これをセスクが決めて再び同点に追い付いた。
これで試合は終了。ロンドン・ダービーとなった一戦は、チェルシーが前後半の終盤に同点ゴールを決めて痛み分けとなった。
チェルシーはFA杯エバートン戦、CLパリ・サンジェルマン戦と公式戦2連敗中だったが、辛うじて引き分けて負の連鎖をひとまず断ち切った。
フース・ヒディンク監督就任後はリーグ戦で無敗を続けていたが、“ヒディンク・マジック”はいまだ継続中のようだ。次節、チェルシーはアウェイでアストン・ヴィラと対戦する。
【得点者】
17分 0-1 ランジーニ(ウェストハム)
45+3分 1-1 セスク(チェルシー)
61分 1-2 キャロル(ウェストハム)
89分 2-2 セスク(チェルシー)
【了】