ホテル不足が心配されるカタール【写真:Getty Images】
カタール・ワールドカップに新たな問題が浮上している。19日、カタール『ドーハ・ニュース』が報じている。
W杯を観戦するためにカタールを訪れたサッカーファンが砂漠キャンプを強要される可能性が浮上しているのだ。カタールは20,700室のホテルを用意できると主張しているが、国際サッカー連盟(FIFA)はカタールに対してその3倍の60,000室を求めている。
不足する宿泊施設の代替案としては大型客船が挙げられているが、それもたった6,000室の増加にすぎない。そこで、もう一つの代替案として浮上しているのが“砂漠キャンプ施設”の設置だ。砂漠キャンプはカタールで既に冬のエンターテイメントとして普及しているという。
しかしながら、大型客船と砂漠キャンプをもってしても全てのファンを受け入れることは不可能であるために、「Airbnb」といった民間宿泊サービスの活用も迫られている状況となっている。問題が山積みとなっているカタールW杯だが、無事に開催することはできるのだろうか。
(文:Keiske Horie)
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