柏には過去に3人の「ドゥドゥ」が在籍していた【写真:Getty Images】
柏レイソルは19日、ブラジル全国選手権1部のクルゼイロからFWドゥドゥの期限付き移籍加入を発表した。
1996年生まれのドゥドゥは、今年初めに行われたブラジルのU-20世代の全国大会にあたる「コパ・サンパウロ」でクルゼイロを準優勝に導いた小柄なアタッカー。柏の公式サイトで「柏のようなクラブでプレーできることを嬉しく思います。まずは出場機会が得られるよう、日々のトレーニングからベストを尽くしていきたいと思います。そしてタイトル争いに絡んでいくことが、レイソルにとって何より重要なことですし、このチームに自分が少しでも貢献できるよう、頑張ります」と意気込みを述べている。
ドゥドゥという名前は柏にとって馴染み深い。今季開幕直後まで在籍し川崎フロンターレへ移籍したエドゥアルドは、栃木SC時代まで「ドゥドゥ」を登録名にしていた。また、そのエドゥアルドが柏加入時に登録名を変更したのも2014年当時別のドゥドゥが在籍していたからだった。同選手は現在母国ブラジルのフィゲイレンセに所属している。
これにより最近3年で3人目の「ドゥドゥ」が柏にやってきたことになる。さらに歴史を紐解けば2004年にドゥドゥ・セアレンセというブラジル代表選手(当時)も在籍していた。長くチームに貢献し今季ジェフ千葉へと移籍した近藤直也の愛称も「ドゥ」ということで、この名前に何かしらの縁があるようだ。
柏にはディエゴ・オリベイラ、パトリック、エデルソン、ジュリアーノ・ミネイロという4人のブラジル人選手(ジュリアーノは現在負傷離脱中でアジア枠)がおり、外国人選手の登録枠は埋まっている。チームにとっては今季6人目のブラジル人である新たな若き「ドゥドゥ」をどのように起用するのか注目だ。
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