Jでどんなプレーを見せてくれるのか?
――もしJリーグに移籍したらどんなプレーを見せられるでしょうか?
「僕はこれまでたくさんの国でプレーしてきた。日本のスタイルに似たフランスで育ち、イングランドやフィンランドへ行って異なるスタイルとメンタリティを身につけた。イングランドでは6年間で9人の監督の下でプレーした。彼らは僕に対してボックス・トゥ・ボックスのスタイルでプレーすることを求めた。
その中で最も得意なのは4バックの前でプレスをかける役割だね。もし僕が浦和と対戦したらちょっとフラストレーションを感じる。福岡の選手たちはボールに対して行きすぎていた。時には後ろに引くことも必要だ。
浦和の選手がヘディングしたところにプレスをかけなければいけなかった。たとえばバルセロナ相手にプレーしたらどんなチームでも引いて構えるだろう。でも、そういうチームとの試合は必ずある。相手を支配するタイプのチームにはスペースを与えてはならないんだ」
――相手のタイプによって戦い方を変えられないことが日本サッカーの弱点ということでしょうか?
「そうではないと思う。2試合だけしか見ずに決めるのは難しい。開幕から3試合だとチームは勢いに乗ろうとしているタイミングだし、それにはさらに時間が必要な場合もある。浦和は福岡よりずっといいチームだったけど、1ヶ月も経てば福岡はもっと良くなるさ。
実は弱点を見つけるのは簡単なんだ。でも選手たちが最適なポイントを見つけ出し、ベストを尽くせば弱点はカバーできる。Jリーグはとてもレベルが高いと思う。優れた選手たちで、彼らは皆頭がいい。日本の選手たちは数年も経てば世界でもっと知られた存在になるだろうね」
【次ページ】「日本で優れた選手だということを示したい」