印象に残った、関根、興梠、阿部、柏木
――Jリーグを2試合スタジアムで観戦しました。実際に生で見た日本のサッカーはどうでしたか?
「とても大きなスタジアムだった! イングランドのスタジアムは小さくてサポーターとの距離が近く、うるさいんだ。FC東京のスタジアムはとても美しかった。イングランドとの違いは陸上トラックの有無だよね。
向こうだとサポーターがすごく近いから何を言っているか聞こえるんだ。そういえばFC東京のサポーターは『You’ll never walk alone』を歌っていたね。浦和レッズのスタジアムも素晴らしい雰囲気で、ビッグフラッグも迫力があった」
――ピッチ内のフットボールにどのような印象を受けましたか?
「FC東京対ヴィッセル神戸はとてもタイトな試合だった。僕は浦和レッズ対アビスパ福岡がよかったと思う。浦和はとても攻撃的で感銘を受けた。コンビネーションの質が高くて、激しいプレッシングを組み合わせながら試合を通じてうまくボールをキープしていたと思う」
――2試合を見て印象に残った選手はいましたか?
「浦和のウィンガーを務めていた24番(関根貴大)。ワンタッチでストライカーにボールを届け、ゴールに繋げた。スピードがあってクレバーだと思う。2ゴールを決めた30番(興梠慎三)も好きだ。彼は動きの質が高く、いつもいいスペースに走っていた。DFは対応に苦労したんじゃないかな。
もちろんキャプテンのアベもよかったね。あまりきついプレッシャーを受けていなかったから浦和のDFとアベにとっては簡単なゲームだったかもしれないけど、逆に彼らは相手に対し厳しくプレスをかけていた。あと10番(柏木陽介)も印象的だった。いいプレービジョンを持っている」
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