なでしこジャパンの佐々木則夫監督(中央)【写真:Getty Images】
日本サッカー協会(JFA)は18日、なでしこジャパン(日本女子代表)の佐々木則夫監督の退任記者会見を行なった。
10年以上に渡って女子サッカーに携わってきた佐々木監督だが、記者からの「女性を指揮する難しさ」という質問に対してキッパリと否定した。
やや困惑した様子で「皆さんはよく女性を率いることは大変だと言いますが」と切り出すと、「彼女らは非常に高い志を持っています。もちろん異性ということで一線を引くことはありますが、男性と同じように指導しました」と語った。
「特別に鎧を着て、肩肘を張るということはありません。残念ながら、困難といったことはありませんでした」
また、退任会見の終盤には「若干頼りない私だったと思います。よくついてきてくれた。ありがとう」と選手たちへの感謝を述べた。「選手の包容力があってここまでこれた」と語っている。
会見に同席した大仁邦彌会長が「女子サッカーを変えた」と称賛した佐々木監督。今後のさらなる活躍に注目が集まりそうだ。
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