佐々木監督【写真:Getty Images】
日本サッカー協会(JFA)は18日、なでしこジャパン(日本女子代表)の佐々木則夫監督の退任記者会見を行なった。
佐々木監督は記者会見での中で、なでしこジャパンに対するメディアの後押しを願っている。女子サッカーのレベル向上について言及し「これから世界で戦っていくことは本当に厳しい。メディアの皆さんも同じサッカーファミリーとしてどうか後押しをしてほしい」と語った。
現在、FIFA女子ランキングで世界4位につける日本。佐々木監督は「これまでは20位のチームとは明確な差がありました。でも、今は20位も30位ともレベルの差が埋まっています」と語っている。
「なので、メディアの皆さんはあんまりプレッシャーをかけすぎないであげてください」
佐々木監督はオリンピック予選で敗退が決まった後、ゴシップ記事で溢れたメディアに対して「こういうのがスポーツ新聞ではないと思う」と苦言を呈していた。退任会見でも「世界大会出場が決まった時よりも、退任会見の方が質問が多いですね」と冗談まじりに語っている。
同氏は2006年に大宮アルディージャのユース監督から、なでしこジャパンコーチに就任。2008年にはなでしこジャパン監督に就任し、2011年FIFA女子ワールドカップ優勝、2015年同大会準優勝、2012年ロンドン・オリンピック準優勝を成し遂げた。
(文:Keiske Horie)
【了】