ミランのベルルスコーニ名誉会長【写真:Getty Images】
文:Keiske Horie
日本代表FW本田圭佑が所属するミランだが、来季再び「ゼロ」からのスタートとなる可能性があるようだ。16日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
現在セリエAで6位につけるミラン。シニシャ・ミハイロビッチ監督の運命は今後のラツィオ、アタランタ、ユベントスとの3試合の結果によって決められるとみられている。同指揮官の続投に否定的とみられているシルビオ・ベルルスコーニ名誉会長は、仮にミランが3試合でよい成績を収められなかった場合は現在下部組織の指揮官を務めるクリスティアン・ブロッキ監督との途中交代を望んでいる。
一方で、来季の指揮官候補としてはサッスオーロのエウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督、ボローニャのロベルト・ドナドーニ監督、ナポリのマウリツィオ・サッリ監督が挙げられている。
また、ミランはタイ人資本家ビー・テチャウボン氏による株式増資も停滞しており、ベルルスコーニ名誉会長は同氏に対してシーズン終了までに資金を用意するよう“締切”を伝えたようだ。
今季チャンピオンズリーグ(CL)出場権が絶望的となったことで、3シーズン連続でCL出場を逃すことになるミラン。迷走が続くかつての名門だが、復活の糸口を見つけることはできるのだろうか。
文:Keiske Horie
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