劇的オーバーヘッドで脚光を浴びた岡崎。目指すは「10得点以上」
直近のリーグ戦、第30節の対ニューカッスル戦では、勝負を決する劇的なオーバーヘッドで日英のみならず、躍進レスターに注目する世界中のメディアからも脚光を浴びた岡崎慎司。
シーズン佳境に入る3月中旬時点だが、大方の予想を反していまだに首位をひた走るレスターにおいて、今季がプレミアリーグ初挑戦となる岡崎は28試合に出場。そのうち先発起用は21試合で、直近のリーグ戦は10戦連続スタメンを飾っている。いわば、暦が新しくなって以来、11戦中10試合で先発ラインナップに名を連ねているわけである。
はたから見ればレギュラーを奪った感もあるが、本人は「いつでも代えられる可能性がある」と常に危機感を持ってプレーし続けている。そんなストライカー岡崎慎司にとっての最大の悩みの種は、やはりゴールの少なさである。
開幕から一貫して、起用される際は4-4-2の2トップの一角となるセカンドトップ。重要な試合でスーパーゴールを放ちチームを勝利に導いたとはいえ、ホームでの得点は先日のニューカッスル戦が初だった。さらに総得点数にしても、シーズンが始まって7ヶ月間経過した現時点で5点(FA杯を含めれば6点)では、フォワードとしては心もとない数字と考えられても仕方ない。
もちろん、前述のとおり、岡崎自身はこの数字に満足はしていない。ブンデスリーガで2季連続二桁得点を達成した自負もある。そのために岡崎はシーズン途中からモデルチェンジをして、さらに「リーグ戦だけで10点以上を目指す」という明確な目標を定めたわけだ。