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日本代表 9年前

【識者の眼】ハリルJ招集メンバー23名を予想する。国内組の“発掘”は?

text by 河治良幸 photo by Getty Images

DFは酒井高徳の復帰が濃厚。第4のCBは丸山か

酒井高徳
HSVでレギュラーの座を掴んだ酒井高徳【写真:Getty Images】

 左右のSBは酒井宏樹(ハノーファー)、長友佑都(インテル)に加えて、ハンブルガーSVの右SBでレギュラーを掴んだ酒井高徳が復帰すると見られる。

 もう1人は左SBのスペシャリストであり、前回も入っていた藤春廣輝(ガンバ大阪)の選出が有力だ。国内合宿では本職の右SBの候補として選ばれた米倉恒貴(ガンバ大阪)は本人も認める通り、1月にけがをした影響でコンディションが回復途上にある。

「(SBは)内田、宏樹、高徳、佑都がプレーしましたけど、国内のJリーグからA代表に定着する選手が出てこなかった」と指揮官が語るポジションで新戦力として期待された車屋紳太郎(川崎フロンターレ)は積極的な上下動で能力を示したものの、代表チームにおける戦術理解の部分で多少のリスクがある。今回の左SBに関してはオランダリーグのフィテッセで活躍する太田宏介の可能性がより大きいと見る。

【SB(4人)】
順当:長友佑都、酒井宏樹、酒井高徳
有力:藤春廣輝、太田宏介
候補:車屋紳太郎、塩谷司

 CBは吉田麻也(サウサンプトン)、森重真人(FC東京)、槙野智章(浦和レッズ)の選出がほぼ間違いないところで、もう1人を国内合宿に参加した昌子源(鹿島アントラーズ)と前回メンバーの丸山祐市(FC東京)による“競争”になる。

 昌子は昨年ナビスコカップの決勝でパトリックを完封したプレーが指揮官から高く評価されており、今年のJリーグで安定したパフォーマンスを継続できれば最終予選で森重や槙野を逆転する可能性もある。

 丸山の場合は希少な左利きのCBとして重宝されていることもあるが、国内合宿ではミニゲームで正確なビルドアップを見せ、守備面で相棒の森重と連携しながら鋭敏な対応をしていた。昌子と甲乙付け難いが、ポジションのバランスも考えて筆者の予想では丸山を有力、昌子を候補とする。

【CB(4人)】
順当:吉田麻也、森重真人、槙野智章
有力:丸山祐市
候補:昌子源

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