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「私は神ではない」。ヴェンゲル監督、ファンからの退任要求に不満

text by 編集部 photo by Getty Images

ヴェンゲル
アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督【写真:Getty Images】

 アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、ファンからの反発に不満を持っているようだ。英紙『テレグラフ』がコメントを伝えている。

 現地時間8日に行われたFA杯5回戦のハル・シティ戦で、アーセナルサポーターは「思い出をありがとう。でも、サヨナラを言う時だ」と書かれた横断幕を掲げ、リーグタイトルから遠ざかっているヴェンゲル監督の退任を要求した。

 ヴェンゲル監督は、ファンの要求に対して「我々は誇張されて生きなければならなかったし、実際にそうしてきた。私は自分が神だと考えたことなどなかったし、私だってそんなことは理解している」と反論した。

 アーセナルは11シーズン連続でプレミアリーグ優勝を逃しているが、FA杯では2連覇中で今季も優勝の可能性を残している。だが、ヴェンゲル監督はFA杯のタイトルだけでは認めてもらえないということも理解しているようだ。

「カップ戦を優勝すれば十分かって? そんなことはないだろう。何も勝ち取っていない限り、十分とは言えない。我々が何も優勝できていなかった時、人々はFA杯すら優勝できていないと言った。人々は常に多くを求める。それは普通のことで、我々もまた同じことだ」

 13日にはFA準々決勝でワトフォードと対戦するアーセナルは3連覇の可能性もあるが、リーグ戦では首位レスター・シティと勝ち点8差の3位まで差は広がってしまっている。

【了】

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