アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督【写真:Getty Images】
名古屋グランパスからアーセナルの監督に就任して今季で19シーズン目を迎えたアーセン・ヴェンゲル監督だが、サポーターは別れを望んでいるようだ。英紙『デイリー・テレグラフ』が伝えている。
アーセナルは現地時間8日にFA杯で2部のハル・シティと対戦し、4-0と大勝。準々決勝に駒を進めた。
しかし、その試合で一部のアーセナルサポーターが「アーセン、思い出をありがとう。でも、サヨナラを言う時だ」と、退任を要求するバナーを掲げた。
この抗議行動に対し、ヴェンゲル監督は「私は私の仕事をする。クラブの歴史を見ればわかるだろう。私は何も恐れていない」と続投に自信を見せている。
FA杯ではここまで2連覇中のアーセナルだが、プレミアリーグでは2003/04シーズンに無敗優勝を遂げたのを最後に11シーズンもタイトルから遠ざかっている。
第27節のマンチェスター・ユナイテッド戦、第28節のスウォンジー戦で連敗し、翌節に行われたトッテナムとのノースロンドン・ダービーでは辛うじて引き分けに終わるなど、優勝を目指す中で勝ち点を積み上げることができていない。
また、チャンピオンズリーグのベスト16でもバルセロナにホームで敗戦して1stレグを落とし、初優勝に向けて厳しい状況に置かれている。
今季、サポーターはこれまでにもヴェンゲル監督の退任を要求したことはあったが、我慢の限界に達しているのかもしれない。
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