U-23アジア選手権で活躍した浅野拓磨【写真:Getty Images】
サンフレッチェ広島のU-23日本代表FW浅野拓磨が、今夏イタリア・セリエAに参戦するかもしれない。かつて元日本代表指揮官のアルベルト・ザッケローニ監督が指揮したこともあるウディネーゼが同選手の獲得を狙っている。
イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』とも提携している地元ウディネ『ムンド・ウディネーゼ.it』のバレンディノ記者はフットボールチャンネルに対して「ウディネーゼは浅野に関心を示している。移籍金は200万ユーロ(約2億5000万円)となるだろう」と語った。
ウディネーゼは世界で最も優れたスカウト網を配備しているクラブの一つで、とりわけサッカー新興国のアンダー世代選手の発掘を得意としている。当然、先のU-23アジア選手権にもスカウトを送り込んでいたことでも知られており、決勝で2得点と好パフォーマンスをみせた浅野の活躍が目にとまったようだ。
現在、ウディネーゼにはイラク代表DFアリ・アドナンも所属しており、アジア人に対する関心が高まっていることが伺える。また、同クラブのオーナーであるポッツォ一族はプレミアリーグのワトフォードとリーガ・エスパニョーラのグラナダも所有しており、選手の特性に合わせたクラブ選びにも定評がある。
国内代表合宿では海外挑戦への意欲も語った浅野だが、ウディネーゼ移籍は実現するのだろうか。今夏の移籍市場に注目が集まりそうだ。
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