PSGはイブラヒモビッチの活躍でチェルシーとの因縁対決を制した【写真:Getty Images】
【チェルシー 1-2 (2-4)PSG CLベスト16・2ndレグ】
チェルシーは現地時間9日、チャンピオンズリーグ(CL)ベスト16の2ndレグでパリ・サンジェルマン(PSG)と対戦した。
アウェイでの1stレグは1-2で敗戦したチェルシーだが、ホームでの2ndレグは1-0または2点差以上で勝利すれば突破が決まる。対するPSGは勝利または引き分けはもちろん、敗れてもスコア次第で勝ち抜けという条件だった。
PSGはズラタン・イブラヒモビッチがセットプレーから開始6分でネットを揺らすが、これはオフサイドでチェルシーは難を逃れる。
しかし、直後にイブラヒモビッチは決定的な仕事をする。アンヘル・ディ・マリアのスルーパスに抜け出すと、ゴール前にクロスを送り、これをアドリエン・ラビオが押し込んでPSGが貴重なアウェイゴールを奪う。
この瞬間にチェルシーが1-0で勝利する可能性が消滅し、最低でも2点を奪わなければならなくなった。
それでも、チェルシーは1点を返す。絶好調のジエゴ・コスタがPSG守備陣に囲まれながらも強引に切り返し、冷静にゴールを決めた。
前半は1-1で終了し、後半へ。PSGはこのまま逃げ切れば勝ち抜けとなる。一方、チェルシーは最低でも1点が必要となる。
反撃に出るチェルシーだが、ここまで攻撃陣を牽引していたD・コスタが負傷交代するアクシデントに見舞われる。
エースを失ったチェルシーは、さらなるピンチに追い込まれる。左サイドをアンヘル・ディ・マリアが突破すると、クロスをイブラヒモビッチが押し込んで勝ち越した。チェルシーは3点が必要という絶対絶命の状況に追い込まれてしう。
その後はエデン・アザールも負傷交代を訴えるなど、チェルシーに反撃に出る気力は残されておらず、そのまま試合は終了。
3シーズン連続で実現した因縁対決は、PSGに軍配が上がった。
【得点者】
16分 0-1 ラビオ(PSG)
27分 1-1 D・コスタ(チェルシー)
67分 1-2 イブラヒモビッチ(PSG)
【了】