クラレンス・セードルフ(アヤックス)
アヤックス時代のクラレンス・セードルフ【写真:Getty Images】
【デビュー戦】
1992年11月29日フローニンゲン戦(エールディビジ)
当時アヤックスを率いていたファン・ハール監督は、16歳242日の少年をエールディビジのピッチへ送り出した。それがクラレンス・セードルフにとってプロキャリアの始まりだった。
1992年のチームにはファン・デル・サール、デ・ブール兄弟、ライカールト、レイツィハー、ブリント、ダービッツ、パトリック・クライファート、リトマネン、オーフェルマルスらがおり、アヤックス黄金時代の真っ只中だった。
その中でサブの1人にしかすぎなかったセードルフは1994年から主力に定着すると、ファン・ハール監督の下でチャンピオンズリーグ制覇を経験。1995年夏にはサンプドリアへと移籍してステップアップを遂げた。
いまでは恩師を辛辣な言葉で批判することもあるが、「常に結果を残し、あらゆるものを勝ち取った」とその功績には賛辞を惜しまない。セードルフ氏はアヤックス時代のように下部組織所属の若手を積極的かつ大胆に起用するファン・ハール監督の手腕を高く評価しているようだ。
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