なでしこジャパンの佐々木則夫監督【写真:Getty Images】
なでしこジャパンは7日、リオデジャネイロ五輪アジア地区最終予選でベトナム女子代表を6-1で下し4戦目で今大会初勝利を挙げた。
しかし試合前に五輪出場の可能性は消えていた。それを知ったうえでも気落ちせずプレーした選手たちに対し、佐々木則夫監督は「しっかりとなでしこらしさを持ってやるという誓いのもと、ピッチに立って頑張ってくれました」と賛辞を送る。
そしてリオデジャネイロ五輪の出場権を逃したことについて「勝てなかったのは僕のせい」と、自らに責任があると強調した。佐々木監督は今大会限りの退任が濃厚となっている。
今大会は9日の北朝鮮戦で幕を閉じる。それと同時に輝かしい功績を残したなでしこジャパンの一つの時代が終わりを迎えようとしている。佐々木監督は「次の五輪を目指して、今日の試合がスタートするんだという思いでみんなやってくれました」と再度選手を称え、日本女子サッカーの再出発を印象づけた。
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