前節、前半で交代の香川はベンチスタートか
28歳のワーグナーは選手人生の中で、ベストの時期を過ごしていると言えるかもしれない。これまでブンデスリーガでは、バイエルン、ブレーメン、カイザースラウテルン、ヘルタを渡り歩いて85試合に出場したが、7ゴールを挙げることしかできなかった。それが今、14/15シーズンだけで9ゴールだ。
好調の理由をワーグナーは「体は軽く感じるし、先発に名を連ねている。監督の信頼を得られているんだ」とシンプルに語る。また、若い頃はナイーブだったメンタルが、今では改善されてきたという。
ワーグナーは「大きな目標はダルムシュタットとともにブンデスリーガに残留すること」と言う。そのために2日のドルトムント戦でも、勝ち点を掴もうと意気込んでいる。
順位差を考えれば難しいミッションかもしれない。しかし昨年の9月27日に行われた第7節では、ドルトムントのアウェイで2-2で引き分けていることを考えれば、可能性はないことはないだろう。
2月29日付の『キッカー』誌は、ダルムシュタットが迎え撃つドルトムントの先発を次のとおりと予想する。
【GK】ビュルキ、【DF】ピシュチェク、ベンダー、フンメルス、ドゥルム、【MF】ギンター、ギュンドアン、シャヒン、【FW】ロイス、ムヒタリヤン、オーバメヤン。
前節のホッフェンハイム戦では前半で交代となった香川は、ベンチからのスタートが予想されている。
ダルムシュタットは、今季のホームでの成績は芳しくない。1勝4分6敗と負け越している。「何と言っても僕はユースの頃はヘディングがまだそんなに強くなかったから、愉快な話だよ」と語る遅咲きのFWの、さらなる奮起が期待されるところだ。
【了】