目が離せないペップ・バイエルンの集大成
90分間を通して理想を実現することは出来なかったにもかかわらず、ペップは試合後に「パフォーマンスに非常に満足している」と言葉を残した。ユベントスを昨季のCL決勝に進出したチームと認めた上で、「見事なパフォーマンス」とチームに賛辞を送った。
それはつまり、0バックに手応えを感じたということなのだろう。ユベントス戦で勝ち切れなかったにもかかわらず、続く27日のボルフスブルク戦で、続けてペップは0バックを採用した。相手にカウンターのチャンスを与えることもあったが、2-0と無失点でボルフスブルクに勝利する。
インサイドハーフに入ったコスタが機能せず、50分にチアゴと途中交代となったが、キミッヒとアラバの左右両脇のスペースをアロンソが埋める場面が見られるなど、早くも0バックに変化が見られている。
5日は土曜日のドルトムント戦で終わる「今季最も重要な週」を、ペップは0バックで貫くのだろうか。そして今季残りの全ての試合も、同様に戦うのだろうか。
バイエルンとの契約が残りわずかとなったペップ・グアルディオラから、いよいよ目が離せない。
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