リーグ杯はPK戦の末にマンチェスター・シティが優勝した【写真:Getty Images】
【リバプール 1-1(PK:1-3) マンチェスター・シティ リーグ杯決勝】
リバプールとマンチェスター・シティは現地時間28日、キャピタルワン・カップ(リーグカップ)決勝戦を行った。
会場は聖地ウェンブリー・スタジアム。勝利すればリバプールは4年ぶり、シティは2年ぶりの大会制覇となる。優勝チームには来季のヨーロッパリーグ(EL)出場権が与えられるため、9位のリバプールにとってはそういった意味でも重要な一戦となる。
最初のチャンスはシティ。23分にセルヒオ・アグエロがポスト直撃のミドルシュートを放つ。33分にはフィリペ・コウチーニョのシュートでリバプールは応戦する。
前半は互角の勝負を見せたが、スコアレスのまま決着は後半へと持ち越される。
しかし、スコアは後半開始早々に動く。右サイドからフェルナンジーニョがゴール前にシュート性のクロスを送ると、これがGKシモン・ミニョレを破ってシティが先制する。
リバプールのユルゲン・クロップ監督はアダム・ララーナやディボック・オリギなど攻撃的な選手を投入する。
そして、リバプールは終盤に同点に追い付く。ゴール前の混戦からコウチーニョが決めて試合を振り出しに戻す。90分で決着はつかず、延長戦へと突入する。
延長前半はオリギ、アグエロが1度ずつチャンスを迎えるがゴールは決まらず。延長後半も両チームに得点は生まれず、タイトルの行方はPKに及んだ。
先行のリバプールは1人目のエムレ・ジャンが成功。シティは先制ゴールのフェルナンジーニョがポストに当ててしまう。リバプールは2人目のルーカス・レイバがウィリー・カバジェロに止められてしまい、シティはヘスス・ナバスが決めて1-1。
カバジェロは3人目のコウチーニョも止め、シティはアグエロが決めてリードを奪う。さらにカバジェロは4人目のララーナのシュートもセーブし、シティはヤヤ・トゥーレがきっちりと決めて勝負あり。
120分、そしてPK戦にまで及んだ死闘はシティに軍配が上がり、2年ぶりの大会優勝を果たした。
【得点者】
49分 0-1 フェルナンジーニョ(マンチェスター・シティ)
83分 1-1 コウチーニョ(リバプール)
【PK戦】
リバプール:○×××
マンチェスター・シティ:×○○○
【了】