相手選手と競り合う岡崎慎司【写真:Getty Images】
【レスター 1-0 ノリッジ プレミアリーグ第27節】
プレミアリーグ第27節が現地時間27日に行われ、岡崎慎司が所属するレスターはホームでノリッジと対戦した。
翌日試合のある2位トッテナムと3位アーセナルにプレッシャーをかけたい首位レスター。今月は強豪との3連戦で2勝1敗とまずまずの結果を残し、3月末の代表ウィークによる中断に向けて下位クラブとの負けられない5連戦の1試合目がノリッジとなった。
前半から自陣に引いて守るノリッジに対し、レスターは普段とは違いボールポゼッション率を高めながらチャンスをうかがう。速攻を得意とするチームだけに戸惑いも見られたが、ヴァーディーやマフレズ、岡崎、オルブライトンを中心に決定機を作り出す。
守備でも前述の4人が前線から強烈なプレッシャーをかけて相手に自由を与えず、攻撃の形を作らせない。前半はどちらのチームも攻撃に決め手を欠きスコアレスで終えた。
後半に入ってもマフレズの個人技やヴァーディーのハッスルプレーを起点に何度かゴールに迫るレスターだが、なかなかノリッジのGKルディを攻略できない。69分には前線で体を張って攻守に貢献していた岡崎に代えてシュラップが約3ヶ月ぶりに投入され、中盤の防波堤カンテもキングと交代した。
レスターは岡崎がベンチに下がった後からノリッジに傾いたリズムをなかなか取り戻せない。そんな中、途中出場のストライカーが流れを変えた。89分、右サイドバックにポジションを移していたオルブライトンがオーバーラップを仕掛け、敵陣深くからグラウンダーのクロスを送る。そのボールをファーサイドで待っていたウジョアが押し込んで値千金の決勝ゴールを奪った。
引き分けで終わってもおかしくない中、ラニエリ監督の交代策が完璧に当たって苦しい試合をモノにしたレスター。翌日にゲームを控えるトッテナムとアーセナルとの勝ち点差を5ポイントに広げ、今節も無事首位の座をキープしている。
【得点者】
89分 1-0 ウジョア(レスター)
【了】