ウェスト・ハムを応援するマーク・ガードナーさんは最高の特等席を失うことになった。26日、英紙『サン』が興味深いエピソードを伝えている。
ガードナーさんはウェスト・ハムの本拠地であるアップトン・パークのすぐ近くに住んでいる。マンションの14階に自室があるということで、自宅のベランダからピッチを見渡せる環境にあったのだ。「東スタンド側のタッチライン際以外は全てよく見えたんだ」ガードナーさんは自慢気に語っている。
しかしながら、ウェスト・ハムは来季より本拠地をオリンピック・スタジアムへと移す。これまで「20,000ポンド(約316万円)は節約できた」と語るガードナーさんだが、これからはスタジアムに足を運ばなければいけなくなる。
「僕はこれまで多くのレジェンドを見守ってきた。パオロ・ディ・カーニオ、カルロス・テベス、そして今はディミトリ・パイエだ。これからはこの眺めを失い、試合を観るためにはお金を払わなきゃいけない。多くのウェスト・ハムファンは、(新スタジアムでは)アップトン・パークの雰囲気とは変わってしまうのではないかと心配しているんだ」
特等席を失ってしまうガードナーさんは寂しげに語った。
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