ジャンニ・インファンティーノ氏【写真:Getty Images】
国際サッカー連盟(FIFA)は26日、臨時総会を招集して次期会長選挙を実施した。これはゼップ・ブラッター会長が汚職に絡んだ容疑で6年間の活動停止を受けて退任することによるもので、世界中から注目が集まっていた。
2度の投票の末、全207票中115票を獲得したジャンニ・インファンティーノ氏が次期FIFA会長に選出されている。
同氏は欧州サッカー連盟(UEFA)に15年間在籍し、うち7年間事務局長として辣腕を振るっていた人物。ブラッター氏と同様汚職に関与したとされるミシェル・プラティニUEFA会長の右腕的存在だった。
W杯の出場国数拡大や、FIFAに加盟する209の協会それぞれの発言権確保などを掲げる他、汚職問題で表面化した不透明な資金の流れを追求し是正することなどを改革案の軸に据えているインファンティーノ氏。マネジメント能力には定評があり、サッカー界を率いる新たなリーダーとして大きな期待が集まる。
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