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大宮、主力残留で準備万端。失意の降格から1年、明確なスタイル構築で再びJ1の舞台に舞い戻る【2016補強診断】

text by 編集部 photo by Getty Images

補強面と総合力それぞれの診断結果

大宮予想フォーメーション2016
大宮アルディージャ 2016シーズン予想フォーメーション

補強診断 C
選手層に厚みを持たせることに成功

 各ポジションに即戦力を補強し、選手層に厚みを持たせることに成功。昨季J2優勝を果たした主力は揃って残留しチーム作りも順調に進んでいる。惜しむらくはストライカー不足か。エース不在が得点力不足に直結してしまう可能性は高い。

総合力診断 C-
目標は現実的な「勝ち点48」

 目標は現実的な「勝ち点48」。残留には十分で、中位争いに絡める数字だ。渋谷監督がJ2で優勝したから、過去に昇格即優勝の例があるからといった理由で自分たち本来の姿を見失うことはない。まずは一歩一歩確実にできることをこなし、地道に積み重ねなければこの目標にたどり着けない。

 決して上位を狙えるメンバー構成でないことも理解しており、使える選手の能力を最大限に引き出して残留争いに巻き込まれずシーズンを終えられれば、J1復帰1年目としては成功ということだろう。そして今年はその目標を達成できるだけの戦力が揃っている。

【了】

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