1年でJ1復帰の目標達成。再び“常連”となれるか
2014年のJ1最終節を16位で迎えた大宮は、すでに降格が決まっていたC大阪をホームで下し運命を天に託した。しかし、15位の清水が勝ち点1を積み上げ、希望は脆くも崩れ去った。
毎年のように降格の危機に瀕しながら、ギリギリで切り抜けて10年間J1にとどまり続けていた大宮の「残留伝説」は幕を下ろした。しかし2015年は強い覚悟を持って戦いに臨み、見事1年でJ1に舞い戻った。主力の流出を最小限にとどめ、シーズン途中から指揮を執った監督にチームを託し明確なスタイルの構築を最重要課題に掲げたことで強さを手に入れた。
そして迎えた今季、渋谷洋樹監督が築き上げた組織を熟成させつつ再びJ1の戦いに挑む。大黒柱の残留に成功し、主力のほとんどがチームに残った。そこに確実な補強で実力者を加え、準備万端で注意進出を目標に掲げ発進する。