攻撃の幅を広げる新戦力、ピーター・ウタカ
ウタカの獲得は正解だったようだ。サンフレッチェの攻撃に新たな幅を持たせるために必要なインテリジェンスを持った選手だと言える。スーパーカップの試合後には次のように話していた。
「ベンチから試合を見て、自分がどうプレーしたいのか、ピッチ上のどこにスペースがあるのかがある程度分かっていました。ゴールを決められるかどうかはやってみなければ分かりませんでしたが、今日はうまくいきましたね」
昨季清水エスパルスでレギュラーとして過ごしたナイジェリア人FWは、広島で他の選手たちと出場機会を分け合うことになっても気にする様子はない。
「誰が出場しても活躍できるでしょうし、監督が決めることですね。試合はたくさんあるので、ローテーションしながら戦っていくことになると思います」
「1人の選手が50試合戦えるわけではないので、自分の番が来れば活躍を見せたいと思っています」
「自分をドウグラスと比較するつもりはありません。ドウグラスはドウグラス、僕はピーター・ウタカです。プレッシャーは感じていないですし、自分自身にプレッシャーをかけることもないですね。毎試合ベストを尽くすことが僕の仕事です。110%の力を尽くして、うまくいく時はうまくいくでしょうし、うまくいかない時はまた次の試合に向けて頑張るだけです」
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