引退を発表したロベール・ピレス氏【写真:Getty Images】
フランス・ワールドカップを制した優勝メンバーの最後の一人が引退を発表した。
アーセナルのレジェンドであり、1998年W杯フランス代表のメンバーであるロベール・ピレス氏は25日フランス紙『レキップ』に現役引退の決断を明かした。
「私は42歳になった。プレーを止めると言わなければならない時がきたのだ」
ピレス氏は「若い選手に道を譲ろうと思う。私の最後のキャリアはインドとなった」と語った。フランスのメスでプロキャリアをスタートさせた同選手は、マルセイユ、アーセナル、ビジャレアル、アストン・ヴィラで活躍し、2014年から2015年までインドのゴアでプレーしていた。
1998年W杯ではフランス代表として母国の初優勝に貢献。アーセナルでは同胞のティエリ・アンリやパトリック・ヴィエラらと躍動し、2001/2002シーズンにプレミアリーグとFAカップの二冠を成し遂げた。2003/2004シーズンにはリーグ戦無敗優勝という偉業を達成したメンバーとなり、アーセナルの黄金時代を支えた。
アンリ、ヴィエラ、ダビド・トレゼゲらが引退を表明し、ピレスは98年W杯優勝メンバーの最後の現役選手だった。同選手が引退を発表したことで、優勝メンバーの全選手がスパイクを脱いだことになる。
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