補強面と総合力それぞれの診断結果
補強診断 D
守備陣のクオリティは確実に上昇
昨季J2で輝いた守備陣のクオリティは確実に上昇した。これまでのレギュラーが控えに回るかもしれない。韓国代表としてブラジルW杯に出場した経験を持つイ・ボムヨンの存在も大きく、中村の穴を埋めて余りある実力を秘めている。前線の爆発力に不安は残るが、組織の完成度でカバーしたい。
総合力診断 E
ギャップをいかに埋められるかがカギ
毎年どこが優勝するか、どこが降格するかわからないと言われるJリーグだが一概に上と下の実力が拮抗しているとは言えない。もちろんJ2とJ1の差は明確にある。そのギャップをいかに埋められるかがカギになる。
おそらくJ2ではできていたことがJ1ではうまくいかず、壁に当たることもあるだろう。チームとしての完成度を高め、一丸となってぶつかれば乗り越えられるものもあるかもしれない。だが、現状では他のクラブとの差は多少ならずとも意識しなければならない。成長が一瞬でも止まれば途端に苦境へと叩き落とされてしまうだろう。
【了】