前戦出番のなかった香川、先発なるか
ポルトとの2ndレグについて、香川は「先制点が凄くキーになってくる」と考えている。もちろん2点のリードは、良い意味でのアドバンテージだが、それを意識し過ぎると難しいゲームになる。
2点のリードを守り切ることを考えるよりは、0-0からスタートする単体のゲームとして考えて、先制点を奪うことが重要になる。
香川が「やっぱり1点取れれば、大きく変わる」と言うように、ドルトムントがアウェイゴールを先に1点でも奪えば、勝ち抜くためにポルトは4点が必要になる。心理的ダメージを与えることができる。反対にポルトに先制を許せば、途端に1点差となり、逆転の望みを与えてしまうことになる。
そこで負傷離脱したソクラティスの代わりに、誰がCBを務めるかが問題になってくるが、ここはベンダーになるだろうか。レバークーゼン戦ではボランチに入ったが、既に前半戦では、第15節のボルフスブルク戦などでCBを務めている。
レバークーゼン戦でソクラティスに代わったスボティッチの可能性もあるが、何よりトゥヘルはベンダーにCBとしての可能性と魅力を感じているようだ。
また、レバークーゼン戦ではベンチスタートとなったロイス、バイグル、ベンチ入りはしたが出番のなかったシュメルツァー、そして香川も、ポルト戦では再び先発となるのではないだろうか。もちろんトゥヘルの起用法を振り返れば、ここ2戦でベンチ外となったカストロにもチャンスはあるだろう。
いずれにせよポルトガルのアウェイでは、1stレグで奪った2点を無駄にすることなく、結果を残してELのラウンド16に進出したいところだ。
【了】