天井崩落があったアレーナ・デ・サンパウロ【写真:Getty Images】
今年8月に開催されるリオ五輪で使用されるスタジアムで、入口付近の一部天井が崩落する事態が起きた。ブラジルメディア『terra』が伝えている。
天井の崩落があったのは、ブラジルの名門コリンチャンスがホームとして使用するアレーナ・デ・サンパウロ。2014年ブラジルW杯に向けて建設されたスタジアムであり、開会式および開幕戦のブラジル対クロアチアを含めて6試合が行われた会場である。同メディアによればけが人はおらず、復旧作業を進めている段階だという。
同スタジアムは、建設中の段階でクレーン転倒による作業員死亡事故発生や、一部スタンドの建設がW杯開幕数日前にようやく完成されるなど、これまでにも多くの問題を抱えていた。
リオ五輪でも使用されるスタジアムだが、建設からわずか2年で欠陥が発覚した可能性もある。
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