ミランはアウェイでナポリとドロー【写真:Getty Images】
【ナポリ 1-1 ミラン セリエA第26節】
ミランは現地時間22日、セリエA第26節でナポリとアウェイで対戦した。
前節ジェノア戦で今季リーグ戦初ゴールを決めた日本代表FW本田圭佑は、この試合でも右サイドで10試合連続の先発出場を果たしている。
直近リーグ戦7試合で4勝3分の6位ミランに対し、2位ナポリは前節でユベントスに首位の座を明け渡してしまったが、そのユベントスは19日に先立って行われたボローニャ戦に引き分けたため、ナポリは勝てば首位奪還となる一戦だ。
3分、ナポリのゴンサロ・イグアインがこの試合のオープニングシュートを放つ。ナポリは19分にもゴール前でパスを繋いでイグアインがシュートを狙うが、ミランはDFが体を張ってブロックする。
30分にはロレンツォ・インシーニェ、33分にはホセ・カジェホンにシュートを打たれるなど、前半のミランは耐える時間が続く。36分にもイグアインが決定的なチャンスを迎えるが、ここもミランはDFが決死のブロックで凌ぎ切る。
ここまで必死に耐えてきたミランだが、ついに守備を破られる。39分、インシーニェのシュートはイニャツィオ・アバーテに当たって軌道が変わり、そのままゴールに吸い込まれてナポリが先制する。
しかし、本田がここで決定的な仕事をする。44分に右サイドから左足でクロスを入れると、相手DFに当たってボールは後方で待っていたジャコモ・ボナベントゥーラのもとへ。これを押し込み、ミランは少ないチャンスから同点に追い付く。
前半唯一の枠内シュートを得点に結び付けたミランは、1-1の後半で後半戦へと向かう。
後半もナポリがボールを保持し、ミランが耐えるという時間が続く。66分には主将のリッカルド・モントリーボがゴール前でFKを与えてしまう。このFKは難を逃れたが、この直後に途中出場のドリース・メルテンスのシュートがポストを直撃して肝を冷やす。
勝ち越したいナポリだが、73分にハプニング。マウリツィオ・サッリ監督が退席処分となり、指揮官が不在となる。
82分、ナポリは左サイドのファウジ・グラムのクロスからイグアインが狙うが、わずかに枠を外れる。ミランは85分にエムバイェ・ニアンが狙うなどカウンターからチャンスを見出すが、決定機を作るまでには至らない。
89分には本田が左足で強烈なシュートを放つが、GKペペ・レイナの好セーブに阻まれてしまう。
試合はこれで終了。ナポリの攻撃に耐え続けたミランは、数少ないチャンスから本田を起点に生まれたゴールを最後まで守り切り、アウェイで勝ち点1を得る結果となった。
一方のナポリは勝てば首位浮上の可能性もあったが、勝ち切ることが出来ずに2位のまま順位を上げることはできなかった。
次節にミランはホームでトリノと、ナポリはアウェイでフィオレンティーナと対戦する。
【得点者】
39分 1-0 インシーニェ (ナポリ)
44分 1-1 ボナベントゥーラ(ミラン)
【了】