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アジア 9年前

Jリーグ勢は中国クラブの“爆買い”に対抗できるか。2016 ACL東地区プレビュー【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

浦和レッズが入った“死の組”グループH

浦和レッズの柏木陽介
浦和レッズの柏木陽介【写真:Getty Images】

【クラブ名および昨季の成績】
浦和レッズ(2015年Jリーグ3位)
浦項スティーラース(2015年Kリーグ3位)
広州恒大(2015年中国スーパーリーグ優勝、ACL優勝)
シドニーFC(2015年Aリーグ2位)

 東地区の中では、“死の組”と言われる組み合わせだ。浦和を含む3クラブにACL優勝経験があり、シドニーFCはAFC加盟前の2005年にオセアニア王者に輝いている。

 浦和にとって、最大のライバルは中国の広州恒大だ。昨年は柏レイソル、ガンバ大阪を破って優勝したアジア王者である。日韓W杯優勝監督であるルイス・フェリペ・スコラーリが率いるチームには、ブラジル代表MFパウリーニョや元ブラジル代表FWリカルド・グラールらが名を連ねる。

 2013年のグループステージでも同組となっており、その際はお互いにホームチームが勝利して1勝1敗という成績だった。

 さらに、この冬にはアジア移籍金最高額となる4200万ユーロ(約55億円)でアトレティコ・マドリーからコロンビア代表FWジャクソン・マルティネスを“爆買い”。その資金力を世界に見せつけた。

 昨季のKリーグで3位の浦項スティーラースは、プレーオフでベトナムのハノイT&Tを破って本大会まで勝ち進んだ。ACLで浦和と対戦するのは、今回が初めてとなる。

 シドニーFCには、かつて清水エスパルスでもプレーしたアレックス・ブロスクがキャプテンを務める。さらに、率いるのはベガルタ仙台でも指揮をとったグラハム・アーノルド監督だ。

 浦和が優勝を果たした2007年のグループリーグでも対戦しているが、その際は2戦2分と互角。今回の再戦で、決着を付けることになりそうだ。

 昨季はグループステージで敗退してしまった浦和。選手たちも9年ぶりの優勝を目指しているが、強敵揃いのグループを突破することが、第一関門となる。

【了】

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