今回襲撃されたものと同型と見られるバス【写真:Getty Images】
19日に行われるセリエA第26節ボローニャ対ユベントスを前に問題が発生した。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
アウェイゲームの会場に到着したユベントスの一行は、バスを降りてスタジアムの中へ向かっていた。そこで対戦相手であるボローニャの過激サポーター(ウルトラス)から手製の爆発物が投げ込まれたという。
小型の爆発物は記事内で「bomba carta」と表現されている。これは火薬の粉末を紙製の筒などに詰めて作られる一種の爆弾で、簡単かつ安価なためこれまでも政治団体やウルトラスの道具として用いられてきた。今回投げれたものはユベントスのコーチに当たったが、選手達や監督、スタッフなどにけが人は1人も出なかったとのこと。
幸い誰も怪我せず小型だったとはいえ、爆発物を試合会場で用いることは大事故を招きかねない。少なくとも試合を控えた選手達には強烈な恐怖心を抱かせ、悪い影響を与えただろう。
【了】