新体制を発表したFC今治の岡田武史オーナー【写真:Getty Images】
地域リーグの中の四国リーグに所属するFC今治が19日、2016年の新体制を発表した。合わせて、新スタジアム建設計画の概要と新ユニフォーム、新スポンサーなども発表している。
FC今治のオーナーは元日本代表監督の岡田武史氏が務めており、2015年に就任していた。昨年は四国リーグで優勝しながらも、JFL昇格を目指す全国地域サッカーリーグ決勝大会のグループリーグで敗退し、昇格を逃している。
そのため、今年は大幅に体制を一新。所属選手の大半が退団し、高校生・大学生年代の選手をセレクションなどで獲得した。今回の新体制発表で、新監督に元U-18日本代表監督の吉武博文氏が就任することが判明。さらには岡田氏がCMO(チーフ・メソッド・オフィサー)の肩書きの元、現場の関わりを増やすことを発表した。
そして、新ユニフォームも一新しデザインを変えている。さらにオフィシャルパートナーにアディダス社が加わり、新スポンサーも昨年の倍以上となる100社以上の支援を得た。
また、今治新都市のスポーツパークに建設を予定している今治スタジアム(仮)の概要も発表。5000人収容予定のクラブ専用サッカースタジアムで、バックスタンドが存在しない珍しい形のスタジアムとなる。着工は今年5月で、完成予定日は2017年夏頃を予定している。
FC今治は2月に宮崎キャンプを行い、ジェフユナイテッド千葉やセレッソ大阪などとトレーニングマッチを行った。JFLのFC大阪から加入した桑島良汰がゴールを決めるなど連携が深まっている。今年はJFL昇格を絶対条件に捉えているだけに、すべての面で昨年を上回ることになりそうだ。
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