補強面と総合力それぞれの診断結果
補強診断 C-
日韓の代表クラスを獲得
ユースからの昇格など新卒組みが多く加入する中、何人かの即戦力も新たにチームの一員となった。
森岡やチョン・ウヨンの穴は簡単に埋まることはないが、鳥栖から藤田直之を獲得できたことは大きい。中盤でハードワークができ、攻撃の起点になることもできる彼がどれだけ貢献できるかが、チームの浮沈の鍵となりそうだ。
守備面では韓国代表のキム・スンギュを補強。またユーティリティプレーヤーの村松大輔も加え、戦力の底上げを図った。
総合力診断 D
チーム一丸で戦わなければ上位進出は厳しい
昨季は12位に終わったが、就任1年目のネルシーニョ監督のもとでチームは強化してきた。森岡の移籍で攻撃面における多くのものを失い、真価が問われるシーズンとなる。
大黒柱が抜けたことで、文字どおり総合力で戦わなければならない。現状では期待より不安の方が大きいが、選手全員の力を結集させてシーズンを戦いたいところ。
絶対的な存在がいなくなったということは、競争は横一線ともいえる。新卒の選手もアピール次第ではチャンスが与えられるはずで、チームの活性化という意味でも若手の奮闘も期待される。
【了】