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神戸、大黒柱の退団はどのような影響を及ぼすか。ネルシーニョ体制2年目は真価を問われるシーズンに【2016補強診断】

text by 編集部 photo by Getty Images

補強面と総合力それぞれの診断結果

神戸入れ替え2016
ヴィッセル神戸 2016シーズン予想フォーメーション

補強診断 C-
日韓の代表クラスを獲得

 ユースからの昇格など新卒組みが多く加入する中、何人かの即戦力も新たにチームの一員となった。

 森岡やチョン・ウヨンの穴は簡単に埋まることはないが、鳥栖から藤田直之を獲得できたことは大きい。中盤でハードワークができ、攻撃の起点になることもできる彼がどれだけ貢献できるかが、チームの浮沈の鍵となりそうだ。

 守備面では韓国代表のキム・スンギュを補強。またユーティリティプレーヤーの村松大輔も加え、戦力の底上げを図った。

総合力診断 D
チーム一丸で戦わなければ上位進出は厳しい

 昨季は12位に終わったが、就任1年目のネルシーニョ監督のもとでチームは強化してきた。森岡の移籍で攻撃面における多くのものを失い、真価が問われるシーズンとなる。

 大黒柱が抜けたことで、文字どおり総合力で戦わなければならない。現状では期待より不安の方が大きいが、選手全員の力を結集させてシーズンを戦いたいところ。

 絶対的な存在がいなくなったということは、競争は横一線ともいえる。新卒の選手もアピール次第ではチャンスが与えられるはずで、チームの活性化という意味でも若手の奮闘も期待される。

【了】

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