好不調の波が激しかった昨季
昨季は連勝する時期もあれば停滞する時期もあり、なかなか安定した戦いを見せられなかった。年間成績は10勝8分16敗と負け越し、中位以下を彷徨うことになった。
ハードなトレーニングでフィジカル的に追い込み、球際での激しさを要求。ブラジル人指揮官のもとでチームは逞しさを増した。
ネルシーニョ監督は主力でも調子が悪ければスタメンから外し、若手がいい動きをすれば積極的に抜擢する。メンバーを固定しなかったことで若手も実戦経験を積むことができた。
一昨年に13ゴールを挙げたチーム得点王のマルキーニョスも例外ではない。昨夏、練習態度をめぐってネルシーニョ監督とマルキーニョスが“衝突”。その後、関係が修復されることはなく、このストライカーとの契約は終わりを迎えた。
またもう一人のブラジル籍助っ人、ペドロ・ジュニオールも昨年はシーズンを通して稼働することができず、得点源の不在がチームを悩ませることになった。
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