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鳥栖、主軸の移籍が大きく響く。フィッカデンティ招聘も豊田依存からの脱却は困難に【2016補強診断】

フットボールチャンネルでは、Jリーグ開幕に向けて、Jクラブの補強動向を診断していく。今季の目標に向けて、効果的な補強を行うことができたクラブはどこなのか。今回は、新指揮官としてマッシモ・フィッカデンティ氏を招聘したサガン鳥栖を占う。

text by 編集部 photo by Getty Images

自慢の堅守はどこへ。豊田依存も顕著に

 ユン・ジョンファン監督が去った後の鳥栖は精彩を欠いている。失点数は一昨季の「33」から昨季は「54」に急増。GK林彰洋が負傷を抱えて離脱を強いられたことも成績に影響しただろう。

 前線では豊田陽平が4年連続の15得点という偉業を成し遂げた一方、負傷で離脱した後半戦はチーム全体が得点力不足にあえいだ。それだけエースへの依存度が高かったことを示している。

 シーズン終了後には水沼宏太や藤田直之といったチームの心臓部が移籍を決断し、監督も変わった。新たな体制で臨む2016年は心機一転、かつての強さとクラブのアイデンティティを取り戻す戦いに挑む。

2016シーズン 戦力入れ替え

鳥栖入れ替え2016

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