PSGとチェルシーは3年連続で対戦する【写真:Getty Images】
チェルシーとパリ・サンジェルマン(PSG)は現地時間16日、チャンピオンズリーグ(CL)ベスト16で対戦する。
3シーズン連続で実現したこのカード。2013/14シーズンは準々決勝でチェルシーが、翌14/15シーズンはベスト16でPSGが勝ち上がっており、イーブンとなっている。
1stレグはPSGのホーム、パルク・デ・プランスで行われる。PSGは13/14シーズンにホームで3-1と勝利しているが、アウェイでの2ndレグで逆転負けを喫しており、油断はできない。
また、チェルシーも昨季はアウェイでの1stレグ、ホームでの2ndレグで引き分け、アウェイゴール差によって敗退していることからアウェイでも結果が欲しいところだ。
今季のPSGはリーグ1で敵なし。第26節時点で22勝4分無敗、2位モナコと勝ち点24差とまさに“無双中”である。前節ホームで行われたリール戦で今季リーグ戦初のホーム無得点となったが、独走状態に変わりはない。
一方のチェルシーは近年最大の不振に陥っており、苦戦が続いている。しかし、フース・ヒディンク監督が就任してからは公式戦で5勝6分の無敗を維持している。
引き分けこそ多いが、2試合の合計スコアで争われる決勝トーナメントで、“負けない”チェルシーがどう戦うかは注目だ。
チェルシーは前節のニューカッスル戦で主将のジョン・テリーが負傷のため途中交代となっている。ヒディンク監督は重症ではないと語っているが、PSG戦には間に合わず、欠場する見込みとなっている。
PSGはコートジボワール代表DFセルジュ・オーリエが欠場する。ローラン・ブラン監督に「ホモ野郎」などと発言したことにより、クラブからチェルシー戦のメンバー外を言い渡された。
チェルシーは頼れる主将が不在の中で昨季のリベンジとなるか、それともリーグ戦の勢いそのままにPSGが押し切るのだろうか。
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