補強面と総合力それぞれの診断結果
補強診断 B
適材適所の補強を敢行
櫛引政敏、平岡康裕、ピーター・ウタカといった昨季の主力が抜けたが、既存戦力はほぼ残った。期限付き移籍だった角田誠も完全移籍に移行。守備の要としての働きが期待される。またGKには西部洋平を、右SBには若手の川口尚紀を獲得するなど、ピンポイントの補強を行った。
メンバーの変化がほとんどないことで、選手間の意思疎通もスムーズなはず。新監督のスタイルを理解することはもちろん、選手同士のコミュニケーションも増やし一枚岩となって戦いたい。
総合力診断 A-
個々のレベルはJ2を超越している
どの道イチからチームを作り直す必要があるものの、主力のほとんどが残留したのは好材料。個々の能力は元々高く、それをピッチ内で発揮できれば1年でのJ1復帰も可能だろう。
課題は昨季65点を奪われた守備の強化・安定だ。攻撃に意識が向くあまりリスク管理まで意識が回らず失点が増えていった。近年は成績も低迷しており、J2降格をポジティブに捉え、出直しの時期としたいところだ。
【了】