監督交代も事態は好転せず
“サッカー王国”の名門は昨季、クラブ史上初となるJ2降格を余儀なくされた。大榎克己監督体制では選手個々の能力を活かした攻撃的なサッカーを目指すも全く勝てず。攻撃は機能せず、相手の反撃をモロに受けた守備陣は完全に崩壊。
夏には監督交代に踏み切り、田坂和昭コーチを昇格させた。守備の建て直しを図ったものの、細かいミスは最後まで散見された。そして、次第に攻撃の形も失われ、チームは抜け出せない迷路の中で喘ぎ続けることに。結局、浮上のきっかけすら見出せないまま17位で降格となった。
新監督には、昇格請負人と呼ばれる小林伸二氏が就任。J1で戦えるチーム作りを進めながら、昇格を目指す。
2016シーズン 戦力入れ替え
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