厳しい現実を突きつけられた昨季
松本山雅FCは昨季、クラブ史上初のJ1昇格を果たした。地域リーグから着々とカテゴリーを上げていき、熱いサポーターにも恵まれたが、夢舞台では厳しい現実を突きつけられた。
反町康治監督のもと、ブロックを形成して守備を固め、カウンターから少ないチャンスを活かすサッカーを突き詰めてきたが、それだけではJ1で通用しないことが改めて浮き彫りとなった。
7連敗を喫するなど相手との実力差は大きかった。シーズン途中に即戦力を補強し、状況の打開を図ったものの、一度狂った歯車を元に戻すことは容易ではなかった。
1stステージ、2ndステージ共に15位と低迷し、年間16位でシーズンを終えた。初めてのJ1は苦い記憶となってしまった。
2016シーズン 戦力入れ替え
【次ページ】補強面と総合力それぞれの診断結果