カップ戦のタイトル獲得へ発揮した“ペップ・バイエルンらしさ”
ペップ・バイエルンの終わりが近づいている。2015年12月20日、バイエルン・ミュンヘンは公式HP上で、監督ペップ・グアルディオラとの2016年6月までの契約を延長しないことを発表した。
後任には7月1日からカルロ・アンチェロッティが就任する。グアルディオラがバイエルンを率いるのは、残すところ約4ヶ月となった。ペップが去ることは決まっているが、バイエルンが全てのタイトルを獲りに行くことに変わりはない。
退任の発表の際に、代表取締役社長のカール=ハインツ・ルンメニゲは「ペップがFCバイエルンを去ると決まった今、ペップとチームがスポーツ面での大きな目標達成のために、より一層集中して努力すると確信している」とのコメントを出した。
そんな中でバイエルンは2月10日、「スポーツ面での大きな目標達成のために」、DFBポカールの準々決勝をアウェイでボーフムと戦う。
ペップ・バイエルンはDFBポカールのタイトルを、1年目となった13/14シーズンは獲得したが、2年目の昨シーズンは準決勝でドルトムントに敗れて取り逃がした。カップ戦のタイトルは、今季は誰もが掴みたがっているのだ。
2月の寒さと熱気が入り交じったレヴィアパワー・シュタディオンで、バイエルンが見せたのは、何より“ペップ・バイエルンらしさ”だった。