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Jリーグ 9年前

【英国人の視点】9-0。最高のスタートを切った新生FC東京。城福監督が挑むアジアの戦い

text by ショーン・キャロル photo by Getty Images

前田が語るアウェイゲームの重要性

米本拓司
米本拓司【写真:Getty Images】

 FC東京が前回ACLに出場した2012年には7試合中5試合に出場した米本だが、チームはベスト16で広州恒大に敗れる結果に終わった。現在のチームは当時よりも守備面が強化されていると彼は感じている。

「これから対戦する相手についてまだそれほど知っているわけではないですが、今日のようなチームが相手ならこういう戦いを続けて確実に勝っていくべきだと思います。

 もっと厳しい戦いになれば守備にも集中して、失点しないよう気を付ける必要があるでしょうね。それができればまた勝てると思いますし、今は2012年よりも我慢強く守ることができるようになっていると思います」

 ジュビロ磐田で2004年と2005年にACLグループステージを戦った経験がある前田遼一も、やはり選手たちはこのチャンスを存分に活かすべきだと話している。

「(日程への不安はあるが)それよりも、アウェイで強敵と戦えるのが僕らにとって良いことだと思います。そのために準備をして、フィジカルコンディションも整える必要が出てきますからね」

 全北、江蘇、ビンズオンと対戦するアウェイゲームでもチームが引き分けを狙うことはないと元代日本代表FWは付け加えた。

「試合の入り方は少し守備的になるかもしれないですが、基本的には常に試合に勝つことを目指して戦っていきます」

 チョンブリを一蹴した試合でもその姿勢は明確だった。マッシモ・フィッカデンティ前監督の下では非常に効率的で統制の取れていたチームを、城福監督がより積極性と破壊力を持ったチームに変え、今後の大会で大陸の強豪と戦っていくことができるのかどうか楽しみだ。

【了】

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