「岡崎のパフォーマンスは見落とされがちだ」
――彼は最近、「作戦やフォーメーションよりチームが一丸になるのが大事」とインタビューで話しています。
「もちろん、それは言うまでもない。チームスピリッツが良かったら、例えば負けてメディアに叩かれたとしても、その一体感が崩されることはない。しかし、チーム内の状態が悪ければ、ちょっとしたことでも左右されてしまう」
――ジェイミー・ヴァーディ選手は今季いきなり爆発した。彼の好調の要因は?
「彼はたくさんのゴールを決めている。評価したい。ただし、どんな選手も1つの良いシーズンを過ごすことができる。過去の例では、いくつかあった。彼はもちろん良い選手だが、もっと大きいクラブでプレーすればここまでのインパクトはないだろう」
――彼はビッグクラブで活躍できる?
「そういう選手ではない。技術的にイマイチだし、カウンターで強い選手。MOTD(マッチオブザデイ)の分析を見ると、レスターはボールを奪うとすぐ前線に送り、ヴァーディも走り込む。良い選手だが、“点取り屋”となったのは今シーズンが初めて。昨シーズンは5点しか決めなかった。“点取り屋さん”と呼ぶのは早い」
――イングランドで活躍を続ける岡崎の評価は?
「彼について、皆がもっと語るべきだ。ハードワーカーで、走ることを止めず、ディフェンダーにいつもプレッシャーをかけている。貪欲さもある。彼は皆を良くサポートしている。岡崎のパフォーマンスはよく見落とされがちだ」
――彼はスタミナが高い日本人選手という認識?
「逆に、彼はイギリス人のような選手。無駄なボールに追いついまくったり、ディフェンダーにプレスを仕掛けている。技術的に恵まれているわけではないが、チームプレーヤーとして高く評価できる」