補強面と総合力それぞれの診断結果
補強診断 A
軸となる選手を残しながら戦力アップを図る
30代の選手を中心に次々に選手を放出。11人が退団し、人員を刷新した。一方で外国籍選手は残留するなど、チームの軸が揺らぐごとはなさそうだ。さらにブラジルで注目を集めたディエゴ・ローザ、新潟から佐藤優平を獲得するなど強化に余念がない。
昨季は53失点を喫したが、これは降格クラブの中では最も少なく、さらに言えばJ1残留の新潟や鳥栖よりも少ない数字だ。守備面での強みはJ2でも発揮できるはずで、何より昨季J1を戦った経験値を無駄にしてはいけない。
総合力診断 A
J1復帰も夢ではない
年々、力の差がなくなり群雄割拠の様相を呈しているJ2。山形は昇格候補の一角ではあるが、油断が生まれればすぐに足をすくわれるだろう。
だが、石崎信弘監督が率いるチームは慢心することなく、J1復帰というミッションに全力で取り組むはずだ。ディエゴ、アルセウら中心選手が残留し、即戦力級の選手も積極的に加えている。新戦力が早い段階でフィットすれば、J1復帰も夢ではないだろう。
【了】