「最初のまさに1分から100パーセントで」
試合後にトゥヘルは「我々は本物のプロフェッショナリズムとケアでリカバリーをする必要がある」と述べた。そして次戦のハノーファー戦では「最初のまさに1分から100パーセントでいるつもりだ」と言う。
シュトゥットガルト戦の前の「現時点の」という言葉と、この試合後の言葉を踏まえれば、メンバー編成について、トゥヘルは毎試合を終えるごとにリセットしているところがあるのではないだろうか。
「最初のまさに1分から100パーセントでいる」ために、「現時点のベストメンバー」を組む。そしてドゥルムの左ウイングでの先発起用や、77分のライトナーの投入に見られるように、もちろんコンディションを見極めながらも、極力メンバーをまんべんなく起用して、チーム全体の底上げを図ろうとしているのだろう。
そう考えれば、1度のベンチ外は、さほど騒ぎ立てることではないのかもしれない。ヘルタ戦で先発のカストロもバイグルも、シュトゥットガルト戦では出番はなかった。
トゥヘルの下では、試合を終えるごとに、ゼロからのスタートを始める必要がありそうだ。
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