ヴィッセル神戸に加入した伊野波雅彦【写真:Getty Images】
J1リーグのヴィッセル神戸が9日、ジュビロ磐田を退団していた元日本代表DF伊野波雅彦を獲得したことを発表した。
伊野波はFC東京や鹿島アントラーズなどを経由した後、2012年に神戸に加入。主に中盤のポジションで起用されリーグ戦29試合に出場していた。シーズン終盤にはセンターバックで起用されている。
その後、2013年に磐田に移籍しリーグ戦25試合に出場。ヤマザキナビスコでは4試合に出場している。昨季はシーズン途中に負傷離脱することがあったもののリーグ戦32試合に出場し、チームの主力として活躍していた。
伊野波は神戸のオフィシャルサイトを通じて「昨年、シーズン終了と同時にジュビロ磐田から戦力外通告を受け、国内外の様々チームと移籍の交渉を進めてきました。この間、考える期間が長かったため、このままサッカーを辞めることを考えたこともありました」と語り、現役引退も考えていたことを明かした。
「色々な思いを巡らす中で、常に頭の中に神戸でやり残してきた思いがありました。2012年のシーズン終了後、チームがJ2降格となったタイミングで移籍し、神戸では何も成し遂げられなかったと思っていました。今回、色々な方の尽力により、再びヴィッセル神戸でプレー出来るチャンスをいただき、J1の舞台で戦う環境をいただきました。本当に感謝しております」
伊野波にとっては2度目となる神戸での挑戦。前回はチームがJ2降格したタイミングで離れることになってしまったが、今回はチームがJ1上位に進出できるよう貢献したいところだ。
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