バレンシアのガリー・ネビル監督【写真:Getty Images】
リーガエスパニョーラのバレンシアは、ガリー・ネビル監督を就任からわずか2ヶ月で解任してしまうかもしれない。スペイン紙『スーペルデポルテ』が伝えている。
現役時代にはプロキャリアの全てをマンチェスター・ユナイテッドでプレーし、主将も務めたG・ネビル監督は、ヌーノ・エスピリト・サント前監督の退任を受けて昨年12月にバレンシアのアシスタントコーチから監督に就任。
しかし、就任後の成績は公式戦16試合で4勝6分6敗、リーグ戦に限定すれば9試合で5分4敗と1度も勝利していない。チーム自体も、昨年11月7日のセルタ戦に勝利して以降、12試合もリーグ戦の白星から遠ざかっている。
3日に行われたコパ・デル・レイ準決勝1stレグのバルセロナ戦では0-7と大敗し、決勝進出は絶望的な状況となっている。
同紙は、バレンシアとG・ネビル監督の契約は今季終了までとなっているが、任期満了を待たずして解任に踏み切ると報じている。後任として名前が挙がっているのは、セビージャやトッテナム、レアル・マドリーなどでも監督を務めたフアンデ・ラモス氏が有力とされている。
成績低迷を受けて、G・ネビル監督は「私がここに来る前は、判断するのに5ヶ月は待ってほしいと言ってきた。しかし、報道でもあるように、6週間で判断されてしまった」と嘆いている。
イングランドでは9度のプレミアリーグ優勝や2度のチャンピオンズリーグ制覇など輝かしい実績を残してきたG・ネビル監督だが、監督としては苦しい時期を送っているようだ。
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