バルセロナのアルダ・トゥラン【写真:Getty Images】
この冬の移籍市場で猛威を振るう中国スーパーリーグだが、その手はバルセロナにまで伸びてしまうのだろうか。
トルコメディア『haberturk』は、アルベルト・ザッケローニ監督率いる北京国安とスヴェン・ゴラン・エリクソン監督率いる上海上港が、バルセロナのトルコ代表MFアルダ・トゥランの獲得を狙っていると報じている。
中国のクラブは、巨額の移籍金で次々と欧州ビッグクラブから大物選手を“爆買い”している。
手始めに、江蘇蘇寧がチェルシーからブラジル代表MFラミレスを移籍金2800万ユーロ(約36億4000万円)の中国史上最高額で獲得。その1週間後には広州恒大がアトレティコ・マドリーから4200万ユーロ(約54億6000万円)でコロンビア代表FWジャクソン・マルティネスを獲得してあっさりと記録を更新した。
そして、わずかこの2日後に江蘇蘇寧がそれを上回る5000万ユーロ(約65億円)でシャフタール・ドネツクのブラジル代表MFアレックス・テイシェイラを獲得したことで、ほんの10日も経たないうちに3度の移籍金記録を塗り替えている。
だが、同メディアによれば、今回のオファーはそれをも凌駕するオファーとなるしもしれない。両クラブが、A・トゥラン獲得に向けて5年契約の総額1億ユーロ(約129億4600万円)となるオファーを準備していると伝えている。
先日29歳になったばかりのA・トゥランは今季よりアトレティコからバルセロナに加入。しかし、当時のバルセロナは未成年選手登録規約違反によりFIFAから選手登録禁止処分を受けており、A・トゥランはデビュー戦まで半年を待たなければならなかった。
底なしの資金力で世界中からビッグネームを引き抜いている中国だが、もはや天文学的ともいえるメガオファーでA・トゥランをも手中に収めてしまうのだろうか。
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