ヘルタ・ベルリンの原口元気【写真:Getty Images】
日本代表FW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンは、ブンデスリーガ第19節でドルトムントとホームで対戦し、0-0のドローに終わった。
左サイドで先発出場した原口は、対面のマルコ・ロイスらとマッチアップしつつ、カウンターの場面で積極的にゴール前に顔を出すなど印象的なプレーが目立った。
2位ドルトムント相手に勝ち点1という結果ではあったが、「まぁ…、勝ちたかったですけどね。引き分けが妥当なのかなっていうのはありますけど」と満足はしていない。
リーグ前半戦の第3節にアウェイで対戦した際は、1-3でヘルタが完敗していた。しかし、今回の試合では「自分たちがやりたいようにやった」と自信をのぞかせる。
「前回やった時よりかはチームとして全然進歩しているなっていうのが感じ取れたのが成果かなと思います。前回は本当に何もできずに終わってしまったんですけど、今回はチームとしてシュートまでいくシーンもありました。対等と言ったらアレですけど、しっかり戦えたんじゃないかなと思います」
そして、原口は前線で攻撃陣を結成するコートジボワール代表FWサロモン・カルーから学ぶことは多いと語った。
30歳のカルーはこれまで、フェイエノールトやリールと行った各国リーグの強豪クラブでプレー。チェルシー時代には、プレミアリーグやFA杯優勝も経験している。
原口は“先輩”カルーから試合中にアドバイスをもらい、力の抜き所を学んだようだ。
「自陣で力を使いすぎるなっていうこと、ゴール前に残すために早く出てけってことは言われてました。落ち着いてますよね、どんな時でも。僕はすぐに一生懸命やっちゃうという感じが多いので、そこの上手さというのは感じます。凄い経験もある選手なので、そこら辺は僕も見習っていきたい」
経験豊富な選手とともにプレーすることにより、ドイツの地で確実に成長を遂げている原口。その姿を、来季は欧州最高峰の舞台であるチャンピオンズリーグで見られるかもしれない。
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