地元紙も香川の先発を予想
開幕間もないドルトムント戦で、ヘルタはワントップに原口を据えて「引いて一本裏」を狙うという戦術を取った。14分、原口が裏に抜け出してGKビュルキと1対1を迎える場面もあったが、チャンスを決めきれない。結局のところ1-3で敗れることになり、「引いて一本裏」という戦術は機能しなかった。
アウェイの第1戦で原口が「力関係では明らかに上」と感じたBVBを、ホームの第2戦でヘルタはどのように迎え撃つのだろうか。戦術についてブルックスは「指揮官が僕らになおも土曜までに伝えることだ」と言う。
3位という成績を下支えに、ホームで「自分たちの戦い方」を貫くのだろうか。指揮官パル・ダルダイは「後半戦はより一層難しくなる」と気を引き締めている。
4日付の『キッカー』誌は、ヘルタが迎えるドルトムントの先発予想を次のとおりとする。
【GK】ビュルキ、【DF】ピシュチェク、ソクラティス、フンメルス、シュメルツァー、【MF】バイグル、ギュンドアン、香川真司、【FW】ロイス、ムヒタリヤン、オーバメヤン。
2日のトレーニングで、前節インゴルシュタット戦で55分に交代となった香川は、軽快な動きを見せていた。もちろんチーム全体が軽快な動きを見せていたので、分からないところもある。とは言え、2日の練習の状態を維持していれば、ヘルタ戦で香川の先発の可能性も十分に考えられそうだ。
ヘルタはホームでの好調を維持することが出来るだろうか。ドルトムントは3連勝を飾り、来季のチャンピオンズリーグへ向かう道筋をより確かなものにしていくことが出来るだろうか。
第20節のベルリンでのゲームは、互いにとって分水嶺となりそうだ。
【了】